1/25(金)~30(火)に開催されるLMI Puzzle Ramayan 2019 Round2(Connected Puzzles) のルールを紹介していきます。LMIの登録方法等についてはLMIのすすめをご覧ください。
- LMIリンク:Home - Logic Masters India
- LMI PR Round2 コンテストページリンク:(Puzzle Ramayan) Connected Puzzles (2019) on 25th to 30th Jan at Logic Masters India
0. 目次
1. コンテスト概要
1-1. 部門とテーマ
今回の部門はP(パズル)、テーマは "Connected Puzzles" です。複数の盤面が連動しているパズルが出題されます。
1-2. 開催期間
日本時間1/25(金) 15:30 ~ 30(水) 27:30
※変更になる場合があります。
1-3. 制限時間と配点
制限時間は90分、配点は100点満点です。完答を目指すには1.1点/分のペースで問題を解いていくことになります。ペース配分の参考にしてください。
尚、制限時間内に全ての問題を解き終えて提出した場合、残り時間(秒)に応じて1.0点/分(=0.01666...点/秒)が加算されます。
また、本コンテストではInstant Gradingが採用されており、解けた問題のアンサーキーを送信するとすぐに正誤が判定されますが、誤答するとその問題に関しては配点に応じたペナルティがつきます。1度誤答すると配点の90%、そこから同じ問題で誤答する度に、配点の70%、40%、0%の得点しか得られなくなります。アンサーキーの入力ミスに注意しましょう。
今回は、一つの問題につき複数の盤面があり、完答できなくても各盤面のアンサーキーが合っている場合部分点が与えられます。
2. 各問題のルールとアンサーキー
今回出題される全7種類のルールとアンサーキーを紹介していきます。お手元にインストラクションをご用意ください。インストラクションはコンテストページからダウンロードできます(冒頭のリンク参照)。
2-1. Twopa(4+5,5+6点)
<Tapaの基本ルール>
- タテヨコひとつながりの黒マスを作る。数字のマスは黒マスにならない。
- 黒マスが2x2のカタマリになってはいけない。
- 数字は、周囲最大8マスを見た時に連続する黒マスの長さを表す。数字が2つ以上ある場合、その長さの連続する黒マスの間に少なくとも1つ白マスがあることを示している。
<リンクルール>
- 同じTapaの盤面が2つ与えられる。
- 2つのTapaの盤面の同じ位置にあるヒントの周囲8マスを見たとき、黒マスの位置が全く同じになってはいけない。
- 片方の盤面に、最初から黒マスが1マス与えられている。もう片方の盤面では、そのマスは白マスになる。
<アンサーキー>
- 矢印のある行(列)について、ひとつながりの黒マス・白マスの長さを順番に入力する。
2-2. Fillomino - Norinori Relay(5+5点)
<Fillomino(フィルオミノ)の基本ルール>
- 盤面をいくつかの領域に分割する。同じ面積の領域が接してはいけない。
- 数字は、その数字を含む領域の面積を表している。
- それぞれの領域は、最初からある数字をいくつ含んでも良く、一つも含まなくても良い。
<Norinori(のりのり)の基本ルール>
- 太線で囲まれた全ての領域のうち、ちょうど2マスを黒マスにする。全ての黒マスは1x2のカタマリになる。
<リンクルール>
- Fillominoの問題と、領域の書かれていないNorinoriの問題がセットで出題される。
- Fillominoで分割された領域が、Norinoriの領域になる。
<アンサーキー>
- Fillomino:矢印のある行(列)の全てのマスについて、そのマスを含む領域の面積を入力する。面積が2桁の場合、1の位を入力する。
- Norinori:矢印のある行(列)について、ひとつながりの黒マス・白マスの長さを順番に入力する。
2-3. Fillomino - Star Battle Relay(2+2点)
<Fillomino(フィルオミノ)の基本ルール>
- 盤面をいくつかの領域に分割する。同じ面積の領域が接してはいけない。
- 数字は、その数字を含む領域の面積を表している。
- それぞれの領域は、最初からある数字をいくつ含んでも良く、一つも含まなくても良い。
<Star Battle(スターバトル)の基本ルール>
- 全ての行、列、太線で囲まれた領域に、問題で示された数の星を置く。
- 星同士は、タテヨコナナメに接してはいけない。
<リンクルール>
- Fillominoの問題と、領域の書かれていないStar Battleの問題がセットで出題される。
- Fillominoで分割された領域が、Star Battleの領域になる。
<アンサーキー>
- Fillomino:矢印のある行(列)の全てのマスについて、そのマスを含む領域の面積を入力する。面積が2桁の場合、1の位を入力する。
- Star Battle:上の行から順番に、星が配置された最も左にあるマスの列番号をアルファベットで入力する。
2-4. Linked Maxi Loop(5+4,8+9点)
<Maxi Loopの基本ルール>
- 全てのマスを一度ずつ通るように、枝分かれや交差のないループを作る。
- 太線で囲まれた領域にある小さな数字は、その領域内でループが一番長く通るときのマスの数を表す。
<リンクルール>
- 2問のMaxi Loopが出題される。
- 2問の盤面には、同じ位置に灰色マスがある。灰色マスでは、片方の盤面で線が曲がり、もう片方の盤面で線が直進する。
<アンサーキー>
- 矢印のある行(列)について、矢印の方向に伸びている線の長さを順番に入力する。矢印の方向に伸びている線が無い場合、0を入力する。
2-5. Linked Minesweeper - Nanro(4+2+4+5点)
<Minesweeper(マインスイーパー)の基本ルール>
- 盤面のいくつかのマスに爆弾を配置する。数字のマスには爆弾は置かれない。
- 数字は、周囲最大8マスに存在する爆弾の数を表す。
<Nanro(ナンロー)の基本ルール>
- 盤面のいくつかのマスに数字を書き、数字の書かれたマスがひとつながりになるようにする。数字の書かれたマスが2x2のカタマリになってはいけない。
- 全ての太線で囲まれた領域には、少なくとも1つの数字が書かれる。
- 数字の値は、その領域に書かれた数字の個数を表す。
- 同じ数字が太線をまたいで隣り合ってはいけない。
<リンクルール>
- 左上と右下にMinesweeper、左下と右上にNanroが配置された形で、4問がセットになって出題される。
- 隣り合う盤面の対応する列(行)では、Minesweeperで爆弾の入るマスの数と、Nanroで数字の書かれるマスの数が同じになる。
<アンサーキー>
- Minesweeper:矢印のある行(列)の中身を入力する。爆弾のあるマスはM、爆弾の無いマスはXを入力する。
- Nanro:矢印のある行(列)について、マスの中身を左(上)から順番に入力する。数字の無いマスはXを入力する。
※矢印が右や下にあっても、入力する順番は左・上からです。
2-6. Shaded Cave - Kurotto Mastermind(3+5点)
<Shaded Caveの基本ルール>
- タテヨコひとつながりの黒マスを作る。数字のマスは黒マスになる。
- 黒マスに囲まれた白マスのカタマリが出来てはいけない。
- 盤面の数字は、そのマスからタテヨコ一直線につながっている黒マスの数の合計を表す(数字の書かれたマスを含む)。
※黒マス2x2禁ルールはありません。
<Kurotto(クロット)の基本ルール>
- いくつかのマスを黒マスにする。数字のマスは黒マスにならない。
- 数字は、そのマスの上下左右のマスを含む黒マスのカタマリについて、黒マスの個数の合計を表す。
※黒マス2x2禁ルールはありません。
<リンクルール>
- Shaded CaveとKurottoが隣り合うように配置され、間に数字が書かれて出題される。
- 間の数字は、その行にあるマスのうち、Shaded CaveとKurottoの両方で黒マスになるマスの数を表している。
<アンサーキー>
- Shaded Cave:矢印のある行(列)について、ひとつながりの黒マス・白マスの長さを左(上)から順番に入力する。
- Kurotto:矢印のある行(列)について、ひとつながりの黒マス・白マスの長さを左(上)から順番に入力する。
2-7. Skyscrapers - Easy as 123(6+3+6+2点)
<Skyscrapers(ビルディングパズルのバリエーション)の基本ルール>
- いくつかのマスに数字を入れ、各行各列に1-Nが1度ずつ現れるようにする。
- 数字が入っていないマスがあってもよい。
- マスの中の数は、そのマスに建っているビルの高さを表す。盤面の外の数字は、その場所から盤面を見た時に見えるビルの数を表す。
<Easy as 123の基本ルール>
- いくつかのマスに数字を入れ、各行各列に1-Nが1度ずつ現れるようにする。
- 数字が入っていないマスがあってもよい。
- 盤面の外の数字は、その場所から盤面を見た時に最初に見える数字を表す。
<リンクルール>
- 左上と右下にSkyscrapers、左下と右上にEasy as 123が配置された形で、4問がセットになって出題される。
- 隣合う盤面の間の全ての箇所において、SkyscrapersとEasy as 123の両方で正しいヒントになるような数字を書き入れられるようにする。
<アンサーキー>
- Skyscrapers:矢印のある行(列)について、マスに書かれた数字を左(上)から順番に入力する。数字のないマスはXを入力する。
- Easy as 123:矢印のある行(列)について、マスに書かれた数字を左(上)から順番に入力する。数字のないマスはXを入力する。
※矢印が右や下にあっても、入力する順番は左・上からです。
3. 競技マナーの確認
- 複数のアカウントを使って同一のコンテストに2回以上参加しない。
- コンテスト中に他人・ソルバーの力を借りて解答しない。
- コンテスト期間中は、自分の参加が終わっていても問題や自分の得点に関する情報を発信しない。
以上のマナーを守ってコンテストに参加しましょう。
4. おまけ:コンテストを始める前のチェックリスト
- インストラクションを読み、全てのルールとアンサーキーの形式について理解している。
- あらかじめ本番のファイル ("Puzzle Booklet") をダウンロードしている。
- PCにAdobe Flash Player が入っている。
- プリンターがちゃんと動く。
- プリンターのインクに余裕がある。
- 手元に十分な数の筆記用具がある。
下の3つについては確認を忘れがちですが、しくじると競技中に無駄なストレスを抱えてしまうので、しっかり環境を整えておきましょう。
5. 文責
panista
白岡市民(@Whitehill9)