1/25(金)~30(火)に開催されたLMI Puzzle Ramayan 2019 Round2(Connected Puzzles) の最高配点問題、11-12のLinked Maxi Loop の2問目の解説をしていきます。
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- LMI PR Round2 コンテストページリンク:(Puzzle Ramayan) Connected Puzzles (2019) on 25th to 30th Jan at Logic Masters India
0. 目次
1. はじめに
最高配点17点の問題です。解けた人はそれなりに多かったかわりに、タイムに差が出た問題でした。早い人だと5分で解いていますが、10分ぐらいで解ければ上位層入りでしょうか。
以下の解き方は、実際のコンテストだったらこうやって考える、という視点のものです。必ずしも最速の解き方とは限りません。
2. 解説
まずはざっと盤面を見渡しながら、自明な線を引きます。なんとなく20があるなあとか、PR、CP(Puzzle Ramayan, Connected Puzzles)と書いてあるなぁとか思いながら解き始めます。
まずは11番から。全マス通過なので、角に線を引きます。また、1のブロックや、面積と同じ数がかかれた一本道のブロックはすぐに引けます。左下の4のブロックを見ると、4マスで領域から出るためには青い線のようにしないといけません。右上の4のブロックも同じです。
もう少し線を引いていきます。左下の青線は先ほどと同じ原理で引けます。また、右の6の領域をみると、赤い線は必ず通る線になります。ここまで引いたら一旦立ち止まって、もう一つの盤面を見てみましょう。
12番の方を見ます。最初に角に線を引くのと、左上の6マスの6の領域に線を引きます。すると、9のブロックに8マスの青線が引かれ、何か決まりそうです。青線の両端が曲がってしまうと小ループが出来てしまうため、必ず9マスの線になります。しかし、どちら側に伸びるかはすぐには分かりません。灰色マスが絡んできているので、もう一つの盤面で決まるのではないかと予想を立てます。
さて、11番の盤面ですが、20の出番です。領域の左下に線が3本侵入していることから、一本道の長い領域が左辺にできています。なので丁寧に数えると、青い線を引くことができます。するとすぐに赤い線が引けます。これで、上2マスの灰色マスで曲がることが分かりました。もう一つの盤面に移ります。
もう一つの盤面では、リンクルールから上の灰色マスで直進します(青線)。すると、左上の9の領域で9マスの線ができたので、緑線が引けます。また、右上の10の領域の通り方が一通りしかないので、赤線が引けます。先ほど引いた緑線によって左側の灰色マスで曲がることが分かりました。もう一つの盤面に行きましょう。
さて、青線がリンクルールで引かれます。次に、9の領域に囲まれた1マスのブロックに注目します。左と下に抜けるとすると、長さ9の線を引けません。なので、緑線をひかないといけません。
長さ9の線が一通りになるので引いていくと、緑線が引けます。長さ20の線ですが、緑線まで引いたところで18マス。あと2マスなので、赤線のように引かなければなりません。
これでこちらの盤面が終盤に到達します。緑線がすぐに引けます。右の6の領域を考えれば、青線が引けます。
5の領域の右上に書かれた線を見ると、長さ5の線になっているので、赤線が引けます。すると、緑線まで引くことができます。長さ6以上の線ができないようにすれば、青線が引け、こちらの盤面が完成です。
さて、12番ですが、リンクルールで青線が引かれます。左下の6の領域に注意すれば、緑線が引けます。
ちょっと考えますが、とりあえず大きい数字の領域を試してみましょう。右の8の領域を見ます。すると、実は長さ8の線は一通りしかなく、赤線が引けます。右下の4の領域に注意しながら、緑線を引きます。
後は、長さ10マスの線が赤線しかないことを使えば、最後まで線が引けます。これで完成です。
3. おわりに
振り返ってみると、高配点の割には特別に難しい手筋も必要ない素直な問題でした。止まらなければ5分でも十分解けそうですが、20マスを始めカウントミスだけは気を付けないといけませんね。リンク盤面では、下手に仮定を間違えると修正不可能になるので、基本は理詰めで攻めるのがよいと思います。
4. 文責
panista