LMI PR 2021 Episode3 インストラクション和訳

 3/5(金)~3/11(木)に開催されるLMI Puzzle Ramayan 2021 Round3 (Number Placement) のルールを紹介していきます。LMIの登録方法等についてはLMIのすすめをご覧ください。  

0. 目次

1. コンテスト概要

1-1. 部門とテーマ

 今回の部門はP(パズル)、テーマは "Number Placement"です。数字を置くパズルが出題されます。

1-2. 開催期間

 日本時間3/5(金) 3:30 ~ 11(木) 5:00   

 ※変更になる場合があります。

1-3. 制限時間と配点

 制限時間は90分、配点は100点満点です。完答を目指すには1.1点/分のペースで問題を解いていくことになります。ペース配分の参考にしてください。  

 尚、制限時間内に全ての問題を解き終えて提出した場合、残り時間(秒)に応じて1.0点/分(=0.01666...点/秒)が加算されます。  

 また、本コンテストではInstant Gradingが採用されており、解けた問題のアンサーキーを送信するとすぐに正誤が判定されますが、誤答するとその問題に関しては配点に応じたペナルティがつきます。1度誤答すると配点の90%、そこから同じ問題で誤答する度に、配点の70%、40%、0%の得点しか得られなくなります。アンサーキーの入力ミスに注意しましょう。    

2. 各問題のルールとアンサーキー

 今回出題される全8種類のルールとアンサーキーを紹介していきます。インストラクションはコンテストページからダウンロードできます(冒頭のリンク参照)。 

1-3. Skyscrapers (2,2,5点)
  • 各行各列に、1-N(Nは一辺の長さ)の数字を一つずつ入れます。
  • 外側の数字は、内側の数字をビルの高さとした時に、いくつのビルが見えるかを表します。 (高い高さのビルは、後ろにある低いビルを隠します。)
  • サイズは5x5,6x6,6x6です。

<アンサーキー>

  • 矢印のある行に入った数字を入力。
4-6. Easy as 123 (2,2,3点)
  • 各行各列に1つずつ、1から指定された数までを入れます。
  • 数字が入らないマスがあっても構いません。
  • 外側の文字は、その方向で最も手前にある文字を表します。
  • サイズは5x5,6x6,6x6です。

<アンサーキー>

  • 矢印のある行に入った数字を入力。空白マスはXを入力。
7-9. TomTom (2,2,3点)
  • 各行各列に、1からN(Nは盤面の辺の長さ)の数字を1つずつ入れます。
  • 領域の左上の数字は、その領域の数字すべてについて、四則演算(+-x/)のいずれかをした計算結果を表します。
  • 領域の左上に記号がある場合、その記号の計算を行います。
  • 引き算と割り算は、最も大きい数字から、他のすべての数字を引き/割ります。
  • 領域には、同じ数字が入っても構いません。
  • サイズは5x5,6x6,6x6です。

<アンサーキー>

  • 矢印のある行に入った数字を入力。
10-12. Top Heavy (2,3,12点)
  • 全ての行・列に指定された数字が1回ずつ入るようにします。
  • 数字が入らないマスがあっても構いません。
  • いくつかの数字は既に盤面に入っています。Xのマスには数字は入りません。
  • 数字の入るマスがタテに接している場合、上の数字は下の数字よりも大きくなければいけません。
  • サイズは6x6,6x6,9x9です。

<アンサーキー>

  • 矢印のある行に入った数字を入力。空白マスはXを入力。
13-15. Nanro Signpost (1,2,7点)
  • 盤面のいくつかのマスに数字を書き、数字の書かれたマスがひとつながりになるようにします。
  • 数字の書かれたマスが2x2のカタマリになってはいけません。
  • 全ての太線で囲まれた領域には、少なくとも1つの数字が書かれます。
  • 領域に入った数字の値は、その領域に入る数字の個数と同じになります。
  • 領域の左上の数字は、その領域に入る数字の個数と値を表します。
  • 同じ数字が太線をまたいで隣り合ってはいけません。
  • サイズは6x6,6x9,10x10です。

<アンサーキー>

  • 矢印のある行に入った数字を入力。2桁の場合は1の位を入力。空白マスはXを入力。
16-18. Magic Summer (1,8,16点)
  • 各行各列に1つずつ、1から指定された数までを入れます。
  • 数字が入らないマスがあっても構いません。
  • 外側の文字は、その列について、空白マスを挟まず接している数字の組を複数桁の数字とみなした時の、すべての数字の総和を表しています。
  • サイズは5x5,7x7,8x8です。

<アンサーキー>

  • 矢印のある行に入った数字を入力。空白マスはXを入力。
19-20. Skyscrapers Easy As 123 (4,5点)

<Skyscrapersの基本ルール>

  • いくつかのマスに数字を入れ、各行各列に1-Nが1度ずつ表れるようにします。
  • 数字が入っていないマスがあっても構いません。
  • マスの中の数は、そのマスに建っているビルの高さを表します。盤面の外の数字は、その場所から盤面を見た時に見えるビルの数を表します。

<Easy as 123の基本ルール>

  • いくつかのマスに数字を入れ、各行各列に1-Nが1度ずつ表れるようにします。
  • 数字が入っていないマスがあっても構いません。
  • 盤面の外の数字は、その場所から盤面を見た時に最初に見える数字を表します。

<リンクルール>

  • 外側の数字は、SkyscrapersかEasy as 123のどちらか、もしくは両方のヒントを表します。
  • サイズは5x5,6x6です。

<アンサーキー>

  • 矢印のある行に入った数字を入力。空白マスはXを入力。
21-22. Top Heavy TomTom (6,10点)

<Top Heavyの基本ルール>

  • 全ての行・列に指定された数字が1回ずつ入るようにします。
  • 数字が入らないマスがあっても構いません。
  • いくつかの数字は既に盤面に入っています。Xのマスには数字は入りません。
  • 数字の入るマスがタテに接している場合、上の数字は下の数字よりも大きくなければいけません。

<TomTomの基本ルール>

  • 全ての行・列に指定された数字が1回ずつ入るようにします。
  • 領域の左上の数字は、その領域の数字すべてについて、四則演算(+-x/)のいずれかをした計算結果を表します。
  • 領域の左上に記号がある場合、その記号の計算を行います。
  • 引き算と割り算は、最も大きい数字から、他のすべての数字を引き/割ります。
  • 領域には、同じ数字が入っても構いません。

<リンクルール>

  • TomTomのヒントがある領域のマスは、空白になりません。
  • サイズは6x6,9x9です。

<アンサーキー>

  • 矢印のある行に入った数字を入力。空白マスはXを入力。

3. 競技マナーの確認

  1. 複数のアカウントを使って同一のコンテストに2回以上参加しない。

  2. コンテスト中に他人・ソルバーの力を借りて解答しない。

  3. コンテスト期間中は、自分の参加が終わっていても問題や自分の得点に関する情報を発信しない。

以上のマナーを守ってコンテストに参加しましょう。

4. おまけ:コンテストを始める前のチェックリスト

  • インストラクションを読み、全てのルールとアンサーキーの形式について理解している。

  • あらかじめ本番のファイル ("Puzzle Booklet") をダウンロードしている。

  • プリンターがちゃんと動く。

  • プリンターのインクに余裕がある。

  • 手元に十分な数の筆記用具がある。

下の3つについては確認を忘れがちですが、しくじると競技中に無駄なストレスを抱えてしまうので、しっかり環境を整えておきましょう。

5. 文責

 panista