12/12(日)~16(木)に開催されるISC2021のルールを紹介していきます。LMIの登録方法等についてはLMIのすすめをご覧ください。
- LMIリンク:Home - Logic Masters India
- ISC2021 コンテストページリンク:Indian Sudoku Championship 2021 on at Logic Masters India
0. 目次
- 0. 目次
- 1. コンテスト概要
- 2. 各問題のルール
- 0. 共通
- ◯Round 1 - The Archetypes◯
- ◯Round 2 - The seen and the unseen◯
- 1. Sudokurve (15点)
- 2. Consecutive Pairs (35点)
- 3. Scattered Sudoku (40点)
- 4. Irregular Sudoku (40点)
- 5. Kropki Sudoku (45点)
- 6. Exclusion Sudoku (45点)
- 7. Equal Sudoku (55点)
- 8. Palindrome Arrow 50-50 Sudoku (55点)
- 9. Pointing Evens Sudoku (60点)
- 10. X-Sums Sudoku (70点)
- 11. Prime Sum Sudoku (75点)
- 12. True or Lie Sudoku (100点)
- 13. Equations Sudoku (115点)
- ◯Round 3 - Donor Conference◯
- 3. 競技マナーの確認
- 4. おまけ:コンテストを始める前のチェックリスト
- 5. 文責
1. コンテスト概要
1-1. 部門とテーマ
インドのナンプレ選手権です。3ラウンドで構成されています。非公式扱いになりますが海外の選手も参加できます。
1-2. 開催期間
日本時間12/12(日) 12:30:00 ~ 16(木) 3:29:59
1-3. 制限時間と配点
制限時間は3ラウンド合計230分、配点は合計2050点満点です。
尚、制限時間内に全ての問題を解き終えて提出した場合、残り時間(分)に応じて10.0点/分が加算されます。
また、本コンテストではInstant Gradingが採用されており、解けた問題のアンサーキーを送信するとすぐに正誤が判定されますが、誤答するとその問題に関しては配点に応じたペナルティがつきます。1度誤答すると配点の90%、そこから同じ問題で誤答する度に、配点の70%、40%、0%の得点しか得られなくなります。アンサーキーの入力ミスに注意しましょう。
2. 各問題のルール
全3ラウンドの概要・ルール・アンサーキーを紹介していきます。お手元にインストラクションをご用意ください。インストラクションはコンテストページからダウンロードできます(冒頭のリンク参照)。
0. 共通
<ルール>
- 全ての行・列・太線で囲まれた3×3のブロックに1から9までの数字が1回ずつ入るようにします。
<アンサーキー>
- 矢印のある行・列について、入った数字を左・上から順番に入力します。
◯Round 1 - The Archetypes◯
<概要>
- テーマ:8問のClassic Sudokuと、5問の定番バリエーションが出題されます。
- 制限時間:55分
- 問題数:13問
- 満点:500点
<ルール>
1-8. Classic Sudoku 1 ~ 8 (20, 20, 20, 30, 30, 30, 40, 40点)
- 共通ルールに従います。
9. Odd Even Sudoku (35点)
- 共通ルールに従います。
- 丸の描かれたマスには奇数が、四角の描かれたマスには偶数が入ります。
11. Outside Sudoku (40点)
- 共通ルールに従います。
- 外側の数字は、その行・列の一番手前のブロックにその数字が入ることを示します。
11. Killer Sudoku (50点)
- 共通ルールに従います。
- 点線で囲まれた領域の左上にある数字は、その領域内の数字の和を示します。
- 数字は点線で囲まれた領域の中で重複しません。
12. Pencilmarks Sudoku (70点)
- 共通ルールに従います。
- いくつかのマスには入る数字の候補が全て書かれています。
13. Diagonal Sudoku (75点)
- 共通ルールに従います。
- 点線で示された2つの対角線にもそれぞれ1から9までの数字が1回ずつ入ります。
◯Round 2 - The seen and the unseen◯
<概要>
- テーマ:Sudoku Mahabharat 2021で出題されたバリエーションのうち数種類を含む13問が出題されます。
- 制限時間:85分
- 問題数:13問
- 満点:800点
<ルール>
1. Sudokurve (15点)
- 共通ルールに従います。
- 一部の行・列は分裂しており、線で繋がっています。
※アンサーキーの補足:矢印のある行・列について、入った数字を左・上から順番に入力しますが、隙間や線は無視します。アンサーキーは9桁になります。
2. Consecutive Pairs (35点)
- 共通ルールに従います。
- 白丸に接する2つのマスには連続した数が入ります。
- 2つの隣り合うマスの間に白丸がない場合は、連続した数が入っても入らなくても構いません。
3. Scattered Sudoku (40点)
- 共通ルールに従います。
- 全ての行・列・太線で囲まれたブロックに1から9までの数字が1回ずつ入るようにします。
- 9つの灰色のマスにも1から9までの数字が1回ずつ入ります。
4. Irregular Sudoku (40点)
- 全ての行・列・太線で囲まれたブロックに1から9までの数字が1回ずつ入るようにします。
5. Kropki Sudoku (45点)
- 共通ルールに従います。
- 隣り合う数字の差が1の場所全てに白丸、比が2の場所全てに黒丸があります。
- 1と2の間には白丸と黒丸のどちらかがあります。
6. Exclusion Sudoku (45点)
- 共通ルールに従います。
- 4つのマスの交点に書かれたいくつかの数字は、その4マスのどこにも入りません。
7. Equal Sudoku (55点)
- 共通ルールに従います。
- それぞれの灰色の領域について、領域内の奇数の和と偶数の和は等しくなります。
- それぞれの灰色の領域の中に同じ数字は入りません。
8. Palindrome Arrow 50-50 Sudoku (55点)
- 共通ルールに従います。
- 隣り合う線のうち一方は以下のPalindromeルールに従い、もう一方は以下のArrowルールに従います。
[Palindrome ルール]
- 灰色の線でつながれたマスは、その線のどちらの端から読んでも数字の並びが同じになります(例:1441、25352)。
[Arrow ルール]
- 丸の描かれたマスに入る数字は、そこから伸びる矢印の通るマスの数字の和と等しくなります。
- 矢印の通るマスに同じ数字が入っても構いません。
9. Pointing Evens Sudoku (60点)
- 共通ルールに従います。
- 盤面の外側の数字は、矢印の方向にある偶数の入るマスの数を表します。
10. X-Sums Sudoku (70点)
- 共通ルールに従います。
- 外側の数字の一番手前に入る数字をXとします。外側の数字は、その行・列の手前からX番目までの数字の合計を表します。
11. Prime Sum Sudoku (75点)
- 共通ルールに従います。
- 隣り合う数字の和が素数の場所全てに点が打たれています。
12. True or Lie Sudoku (100点)
- 共通ルールに従います。
- 各マスのヒントは、そのマスに入る数字がヒントと同じであるか、ヒント±1の数であることを示します。
13. Equations Sudoku (115点)
- 共通ルールに従います。
- 丸い枠で囲まれた3マスの領域について、数式が成り立つようにします。数式は左から右に、上から右に計算します。
- 演算は加減乗除(+-×/)・累乗(^)の5種類です。
◯Round 3 - Donor Conference◯
<概要>
- テーマ:2問のClassic Sudokuと6問のバリエーションが出題されます。
- 1問目~3問目は"Donor Sudoku"です。
- 1問目は行のドナーとなります。1問目の解答盤面のうち少なくとも1行が、それぞれ4~8問目のどこかの行と同じになります。
- 2問目は列のドナーとなります。1問目の解答盤面のうち少なくとも1列が、それぞれ4~8問目のどこかの列と同じになります。
- 3問目は3x3ブロックのドナーとなります。1問目の解答盤面のうち少なくとも1つの3x3ブロックが、それぞれ4~8問目のどこかの3x3ブロックと同じになります。
- 4~8問目に受け継がれる行・列・3x3ブロックは重複しても構いません。
- 1問目~3問目は単独で解けます。4~8問目は1~3問目の情報を得て初めて唯一解になります。
- 部分点が与えられることがあります。
- 制限時間:90分
- 問題数:8問
- 満点:750点
<ルール>
1. Classic Sudoku (40点)
- 共通ルールに従います。
2. Clone Sudoku (155点)
- 共通ルールに従います。
- 灰色に塗られた形の同じ領域には、同じ数字が同じ位置に入ります。
3. Hundred Sudoku (120点)
- 共通ルールに従います。
- 全ての行について、横に繋がったn個(nは1か2)の灰色のマスをn桁の数字として見たとき、その数字の和が100になります。
4. Classic Sudoku (80点)
- 共通ルールに従います。
5. Sequences Sudoku (70点)
- 共通ルールに従います。
- 線で繋がれたマスに入る数字を端から順に辿ると、等差数列になっています。
例えば、3マスが線で繋がれていた場合、入る数字は「135」(等差2)や「111」(等差0)になります。
6. Next to 9 Sudoku (85点)
- 共通ルールに従います。
- 盤面の上側の数字は、その列で9とタテに隣り合う全ての数字を示します。数字は昇順で記されており、どの数字が9の上(下)に来るかはわかりません。
- 盤面の左側の数字は、その行で9とヨコに隣り合う全ての数字を示します。数字は昇順で記されており、どの数字が9の左(右)に来るかはわかりません。
7. Identical Boxes Sudoku (90点)
- 共通ルールに従います。
- 3x3のブロックのうち、少なくとも2つは同じ数字が同じ位置に入ります。
- 上記の条件を満たすブロックは、3問目から受け継がれるブロックであってもなくても構いません。
8. Frame Sum Sudoku (110点)
- 共通ルールに従います。
- 外側の数字は、その行・列から見た最初の3マスの和を示します。
3. 競技マナーの確認
- 複数のアカウントを使って同一のコンテストに2回以上参加しない。
- コンテスト中に他人・ソルバーの力を借りて解答しない。
- コンテスト期間中は、自分の参加が終わっていても問題や自分の得点に関する情報を発信しない。
以上のマナーを守ってコンテストに参加しましょう。
4. おまけ:コンテストを始める前のチェックリスト
- インストラクションを読み、全てのルールとアンサーキーの形式について理解している。
- あらかじめ本番のファイル ("Sudoku Booklet") をダウンロードしている。
- PCにAdobe Flash Player が入っている。
- プリンターがちゃんと動く。
- プリンターのインクに余裕がある。
- 手元に十分な数の筆記用具がある。
下の3つについては確認を忘れがちですが、しくじると競技中に無駄なストレスを抱えてしまうので、しっかり環境を整えておきましょう。
5. 文責
白岡市民