US Puzzle and Sudoku Chamionships (USPC/USSQ) の利用の仕方 (登録方法・参加方法等) について紹介します。
USPC/USSQリンク:http://wpc.puzzles.com/
目次
1. 概要
アメリカのパズル連盟のサイトです。年に一度、6月ごろにアメリカ代表を決めるU.S. Puzzle Championship(USPC)(パズル)とU.S. Sudoku Qualifier(USSQ)(数独)が開催されます。(同じ大会でカナダとイタリアの代表も同時に選抜されます。)日本の選抜大会と同様、リアルタイムでしか参加できないシステムです。ところが、時差の影響で日本での開始時刻は深夜2時になります(制限時間は2時間半)。よほど記録に残したいという熱意がない限り、過去問の閲覧にとどめておくのが無難です。個人的な感想ですが、世界各国の予選のなかで最も難易度が高い大会の一つかと思います。全問正解者も基本的には出ません。(最近は日本予選の方が難しくなってきていますが…)
ちなみに、毎年ニコリが数問問題を提供しています。
2. 登録方法
登録することで、大会へのリアルタイムでの参加、および、2010年以降のUSPCと2011年以降のUSSQの過去問が閲覧できるようになります。1999年-2009年のUSPCと2010年のUSSQの過去問の閲覧には登録は必要ありません。
手順は以下の通りです。
① トップページの "Comprtition Links" から、適当な大会をクリックします。ここでは、2018 U.S. Puzzle Championshipを選びます。
② 右にある "Account Registration" をクリックします。
③ 登録ページに移ります。表記はありませんが、(*)で注記したところが必須項目となります。
住所以下は主にアメリカ人用の欄です。記入する必要はありません。
名前と苗字は、本名で登録するのがマナーとなっています。
登録したメールアドレスには、大会の予告と、リアルタイムで参加した際の結果確認メールが送られるようになります。
④ 記入が終わったら、"Register" ボタンをクリックします。登録が完了すると、登録したメールアドレスに確認のメールが届きます。
3. 参加方法
大会ルール
数独予選のUSSQはルールが特殊です。
問題ファイルが、Part1とPart2の二つに分かれています。
開始時刻になるとPart1のパスワードが表示されます。開始時刻から60分経過すると、Part2のパスワードが表示されます。Part2のパスワードが表示されてから90分後、合わせて150分後にコンテスト終了です。Part1の問題は、Part2のパスワードが表示された後でも解答を提出・修正することができます。
開始から60分以内にPart1の問題に全て正答すると、Part1のタイムボーナスが与えられます。コンテスト終了までにPart2の問題に全て正答すると、Part2のタイムボーナスが与えられます。
パズル予選のUSPCは、制限時間150分の通常のコンテストです。
ちなみに、問題の配点の基準が独特で、全ての大会で同じ基準にそって点数がつけられています。点数は5点刻み、最低配点は5点、最高配点は30点です。5点の問題でもそこそこの難易度があり、25点、30点ともなるとある程度慣れた人でも歯が立たないレベルの重い問題になります。
大会参加
リアルタイムでの参加方法です。手順は以下の通りです。
① 大会の開催時期が近づくと、専用のページが作成されます。過去問の閲覧方法と同じ手順で、問題とインストラクションをダウンロードしてください。
② 開始時刻や制限時間、タイムボーナスや誤答ペナルティなどの大会のルールは、右枠の "Rules" から表示可能です。ルールは毎年微妙に変わるので、チェックしておきましょう。
③ 右枠にある "Timer Window" をクリックすると、現地時刻が表示されます。また、大会開始前であれば開始時刻までのカウントダウン、大会中であれば残り時間が表示されます。タイマーが0になる前に解答を送信しましょう。
④ 解答方法ですが、右枠の "Answer Page" をクリックするとアンサーキー入力ページに移ります。(数独の場合はPart1とPart2の2ページあるので注意。)アンサーキーを入力し、画面一番下にある "Submit Answer" を入力することで解答を送信することができます。また、送信すると、 "Possible Points" の欄に点数が表示されます。これはもし正解していた場合の点数で、実現可能な最高得点を意味します。誤答のチェックがされているわけではないので、勘違いしないようにしてください。
以上の内容はPractice Testで練習可能なはずですが、筆者の環境では去年パスワードが表示されず動作しなかったため、解説は省きます。一応右枠の "Answer Page - Practice" からアンサーキー入力の練習はできます。
4. 過去問へのアクセス方法
2010年から、問題形式が大きく変更されました。ここでは2010年以降の過去問の閲覧方法を説明します。
① まず、閲覧したい大会のページを開きます。トップページの "Competition Links" に、直近二年間のUSPC, USSQのリンクが張られています。それ以前の大会を開きたい場合は、その下の "U.S. Team Calendar and History" をクリックします。
② Historyのページに移ります。画面右にある "U.S. Puzzle Championship" か、"U.S. Sudoku Team Qualifying" をクリックします。
③ 大会の一覧が出ますので、好きな大会をクリックします。
④ 大会のページになるので、右の "Login" をクリックし、IDとパスワードを入力します。
⑤ ログインに成功すると、右枠の文字のいくつかが濃い灰色の文字になり、選択できるようになります。"Download Puzzles and Instructions" をクリックします。
⑥ 画面中央に、ダウンロード可能なファイルの一覧が表示されます。年度によって多少違いますが、Instructionsと書かれたファイルがインストラクションで、USPCやQualifying Testと書かれたファイルがパスワード付きの問題ファイルとなっています。大会ルールの項で説明した通り、Sudokuの問題ファイルの方はPart1とPart2の2つに分かれており、別々のパスワードがかかっています。(なお、Practice Testは動作確認用のファイルです。)
USPC:パズルの場合
USSQ:数独の場合
⑦ パスワードですが、右にある "Start USPC/Start Sudoku Test" をクリックすると、以下のような画面になるので、"Get password and start the USA (Sudoku)Test" をクリックすると表示されます。(数独は二つのパスワードが同時に表示されます。)
⑧ 大会ごとの順位表、解答、統計データは、それぞれResults, Solutions, Statisticsをクリックすると閲覧することができます(ログインは必要ありません)
5. 文責
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