Riad Khanmagomedov’s April Contest 2019 紹介
4/3(水)~10(水)にLMIで開催されるパズルコンテスト、Riad Khanmagomedov's April Contest 2019 を紹介していきます。LMIの登録方法等についてはLMIのすすめをご覧ください。
LMIリンク:Home - Logic Masters India
コンテストページリンク:(公開され次第リンクを貼ります)
問題リンク:http://logicmastersindia.com/lmitests/dl.asp?attachmentid=775
0. 目次
1. コンテスト概要
1-1. 大会ルール
Riad Khanmagomedov's April Contest 2019は、ロシアのRiadが毎年開催している時間制限のない難問パズルコンテストです。
インストラクションはなく、大会期間になるとパスワードのない問題ファイルが公開されます。
正しいアンサーキーを送信すると点数が与えられ、その合計点を競います。3問ほど最適化とよばれるパズルが出題され、よりよい解答を提出するほど高い点数が与えられます(後述)。
大会期間中であれば何度でも解答を送信することができ、最後に送った解答が有効です。
着順は順位に関係なく、同じ点数の場合同率順位となります。
期間中は、誰が何問解答を送信したかが公開されます。正解かどうかは期間終了時まで判定されません。
問題は誰でも閲覧可能です。英語が読めて興味のある方は覗いてみてください。
1-2. 開催期間
日本時間4/3(水) ~ 10(水)
1-3. 制限時間と配点
制限時間は1週間、配点は100点満点です。もし満点をとれれば優勝となります。過去には満点が複数名出たこともあれば、満点がいなかったこともあります。
2. 問題の概要
注意
インストラクションがないという性質上、和訳でルールを共有することが複数名での協力行為になる可能性があります。そのため、この記事では和訳およびルール説明は行いません。Google翻訳を駆使するなど、各自で和訳をお願いします。
また、英語がこなれておらず、ルールに曖昧な点がよくあります。疑問点はTwitterなどで相談するのではなく、LMIの掲示板を使用することを推奨します。大抵の場合、同じ質問を誰かがしています。
通常のパズル
約9問、通常のパズルが出題されます。
難易度はかなり高めで、早解きコンテストでは出題されない難易度帯の問題が中心です。また、過去に出題のないルールがほとんどを占めています。
過去のApril Contestのルールを改変した問題がよく出題されるため、余裕のある人は過去問に目を通しておくとルール理解に役に立つかもしれません。(過去問に解答はありません。)
最適化パズル
約3問、最適化パズルが出題されます。点数の欄に、「14,12,10,8,6,4,2 pt for best solutions」など複数の点数が書かれた問題が最適化パズルです。ルールに従って、指定された値を最も大きく、又は小さくすることを目指します。
過去、理論最高点が簡単に出せる問題について、大会期間中にルールが変更されたことが複数回ありました。コンテストページはこまめに覗いておきましょう。Twitterでも誰かが知らせてくれるはずです。
プログラムを用いた全探索が有効なことが良くありますが、使用は禁止されています。自力で頑張りましょう。
<ルール>
1.問題の指示に従って、盤面に線や数字・記号などを書き入れます。指示に従っていない解答は無効になります。
2.問題文に、大文字のアルファベットで書かれた式が書かれています。自分の盤面について式の値を計算し、値が大きい、あるいは小さいほど良い解答となります。問題によっては、比較する条件が複数の場合もあります。
3.提出された解答に順位をつけます。最も良い値の解答全てに、最高点が与えられます。2番目に良い値の解答全てに、2番目の点が与えられます。以降、問題で指定された順位まで点数が与えられます。
<例題 Opti-Skyscrapers>
April contest 2018で出題された問題を例に出します。大会では理論最適解が提出されない難問でした。
April contest 2018のリンク : http://logicmastersindia.com/2018/04ContestP/score.asp
(右にあるPuzzle Bookletから問題が、Optimizers Submissionsから参加者の答案がダウンロードできます。)
制約 : 1-5の数字を盤面の外側に配置し、唯一解の7x7ビルディングパズルを作る。同じ数字は4個まで使える。
目標 : A+2B+3Cを最小化する。
A : 2個使用した数字の種類数
B : 3個使用した数字の種類数
C : 4個使用した数字の種類数
目標2 : A+2B+3Cが同じ場合、使用した数字の数が少ない方を良い解答とする。
目標3 : A+2B+3Cも、使用した数字の数も同じ場合、使用した数字の和が小さい方を良い解答とする。
3. 競技マナーの確認
複数のアカウントを使って同一のコンテストに2回以上参加しない。(今回は特にメリットはありませんが...)
コンテスト中に他人・ソルバーの力を借りて解答しない。
コンテスト期間中は、自分の参加が終わっていても問題や自分の得点に関する情報を発信しない。
以上のマナーを守ってコンテストに参加しましょう。
4. 文責
panista