Penpa-editor(ペンパくん)解説その2

万能パズルエディター「Penpa-editor(ペンパくん)」、解説その2です。

その1は以下の記事から。

https://citizen-puzzle.hatenablog.com/entry/2019/08/04/202141

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0. 目次

3. 編集モードの詳細

3-6. 数字

  • 数字や文字を入力するモードです。

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1.入力方法
  • 盤面に赤いカーソルが出ます。文字を入れたいマスをクリックしてカーソルを動かし、キーボードを打つとその文字を入力できます。カーソルは十字キーでも動かすことが出来ます。

  • キーボードから入力できる文字は、1-9,0の数字、アルファベットの小文字、大文字、一部の記号文字(!=など)です。

  • スペースキーで消去、バックスペースキーで1文字消します。

  • パネルをONにすることで、タッチパネルからも文字を入力することが出来ます。また、キーボードにない文字もパネルから入力することが出来ます。

  • 数字モードでは、パネルの上に1、A、!、アというボタンがあり、これをクリックすることでパネルを切り替えます。

  • 1:数字の1234567890と?を入力できます。右下の空白をクリックすると消去されます。

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  • A:大文字のアルファベットと!?を入力できます。紛らわしいですが、_は半角スペースです。

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  • !:記号、特に演算記号などを入力できます。こちらの_はアンダーバーです。

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  • ア:カタカナが入力できます。パネルが大きいので、小さい画面では使いにくいかもしれません。クロスワードシークワーズに使うことが出来ます。隠灰や白文字を使うことで、隠しメッセージを入れることもできます。
2.サブ
  • 通常:マスに入る大きさの文字を入力します。数字のみ、2桁までの数字が入力されます。それ以外の文字は1文字までです。記号モードの円>大にちょうど入る大きさです。

  • 矢印:ヤジリンなど、矢印付きの文字を入力します。マスから隣のマスへドラッグすると矢印が追加されます。こちらも数字は2桁、それ以外は1文字までです。

  • 1/4:マスを四分割した領域に文字を入力します。キラー数独・へヤジリンなどの領域左上の数字、カックロなどの右上と左下の数字、タイトフィット数独などの左上と右下の数字を入力できます。この入力方式のみ、選択消去が独立で働きます。文字数は50文字までです。

  • Tapa:Tapaに用いる1つ~4つの文字を入力します。このモードのみ、「.」が空白と認知され、空白文字を入力することが出来ます。4文字入力時に空白をうまく使うことで、上下左右の一部の方向だけ数字を入力することが出来ます。

  • 中:中サイズの文字を入力します。枠からはみ出ないように幅が調整されます。最大10文字です。3桁の数字、2文字以上のアルファベット、STARTマスなどに使います。記号モードの図形>円>中にちょうど入る大きさです。

  • 小:中サイズの文字を入力します。枠からはみ出ないように幅が調整されます。最大10文字です。主にアンサーキー用の列番号に使うことを想定しています。記号モードの図形>円>小にちょうど入る大きさです。

  • 候補:数独などに使う、1~9の候補数字を入力できます。 f:id:citizen_puzzle:20190807012103p:plain

3.スタイル
  • 黒:問題用の色です。

  • 緑:解答用の色です。

  • 灰:例えば上から別の数字を書くときに使う色です。

  • 白:黒背景に使うための文字の色です。入力しても何も見えないので、消し忘れに注意。

  • 白ぬき:ふちだけの文字を入力します。画面の解像度によっては見た目が汚くなることがあります。

  • 白フチ:背景が邪魔な時に使います。文字の裏に白い円が置かれ、背景の線などを消すことが出来ます。 f:id:citizen_puzzle:20190807012210p:plain

3-7. 辺数字

  • 文字を、辺の上や頂点の上に配置することが出来ます。入力方法とスタイルは数字モードと同じです。
1.サブ
  • 通常:マスに入る大きさの文字を入力します。数字のみ、2桁までの数字が入力されます。それ以外の文字は1文字までです。

  • Tapa:Tapaに用いる1つ~4つの文字を入力します。どっちかTapaなどに使います。このモードのみ、「.」が空白と認知され、空白文字を入力することが出来ます。4文字入力時に空白をうまく使うことで、上下左右の一部の方向だけ数字を入力することが出来ます。

  • 中:中サイズの文字を入力します。枠からはみ出ないように幅が調整されます。最大10文字です。記号モードの円と組み合わせ、ごきげんななめなどに使います。

  • 小:中サイズの文字を入力します。枠からはみ出ないように幅が調整されます。最大10文字です。頂点や辺に小さく文字を置きたい時に使用します。白フチと組み合わせて使うと便利です。

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  • 長文:長い文字列を入力します。半マスずらしても重ならないため、シークワーズのリストなどに使えます。

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2.応用
  • 例えば緑文字の裏に白丸を置きたい時は、辺記号>図形>円を使います。

  • 数字と辺数字の両方を使うことで、一つのマスに重ね書きすることが可能です。

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3-8,9. 記号、辺記号

  • 様々な記号を入力することが出来ます。記号はマスの中心、辺記号は辺や頂点を中心に入力します。

  • サブのボタンの上にマウスカーソルを乗せる、またはサブのボタンをタップすると、メニューが出てきます。入力したい記号をクリックすることで、右下の「選択中:」の表示が切り替わり、その記号グループを入力できるようになります。

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1.入力方法

<パネルがoffの場合>

  • キーボードで1234567890を入力すると、赤いカーソルの位置に番号に対応した記号が入力されます。もう一度同じキーを入れると消去されます。

  • スペースキーを入力すると、記号を消去できます。Ctrl+スペースキーで、そのマスの数字と記号を同時に消去できます。

  • キーボードでも入力できますが、入力する記号の一覧が見れるパネルを使用した方が便利です。タッチデバイスでは、パネルでしか入力できません。

<パネルがonの場合>

  • パネルの入力方法は記号グループによって2種類あります。

  • 1:赤いカーソルがパネルにある場合・・・パネル上で入力したい記号をクリックすると、カーソルがその位置に移動します。盤面のマスをクリックすると、選択した記号が入力されます。もう一度クリックすると消去できます。

  • 2:赤いカーソルが盤面にある場合(図形>十字など)・・・入力したい盤面のマスをクリックすると、カーソルがその位置に移動します。パネルの記号をクリックすると、選択した記号が入力されます。パネル上の別の記号をクリックすると、2つ目の記号が重なって入力されます。この入力方法は、図形>十字などの重ね書き前提の記号で用いられます。

2.記号の詳細

数が多いので、別記事で説明します。

3.スタイル
  • 記号の重ね順を調整することができます。記号には、線を隠すような形で表示したいもの(橋をかけろなど)と、線や枠の下に表示したいもの(ましゅなど)があります。スタイルのボタンでこれを切り替えられます。

  • 重ね順の細かな調整は出来ません。

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3-10.特殊

  • 複数のマスにまたがる記号を入力します。

  • 入力は、盤面のマスをクリックして、タテヨコナナメ隣りのマスへドラッグする事で図形が伸びていきます。

  • ドラッグ中に、1つ前のマスにマウスを戻すと図形の先端が1つ戻ります。

  • マウスのボタンを離すと入力を確定させます。一度確定した記号は動かせないので、失敗した時は消去してください。

  • 消去は、戻ボタン(Ctrl+z)を使うか、記号を一番最初に入力したマスをクリックする事で削除できます。(この削除方法は四角枠では分かりにくいです。)

2.詳細
  • サーモ:サーモ数独用の記号です。2つのサーモを同じマスをスタートにして入力することで、枝分かれが表現できます。

  • アロー:アロー数独用の記号です。サーモと同様、2つのアローを重ねることで枝分かれが表現できます。

  • 矢印:主に移動系パズル(ヘルゴルフなど)の解答に使うことを想定した矢印です。

  • 四角枠:クローン数独や連番数独など、領域が隣あう時に使用する、灰色で塗りつぶされた枠です。2x2以上の領域は、記号の図形>四角、スタイル>線-奥で中央の穴を埋めることで描画可能です。

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4. 文責

今回はここまでです。次回は図形の詳細な説明をします。発想しだいで見た目以上に色々できます。

 panista