TVC XXI インストラクション和訳
4/9(金)~4/15(木)に開催されるTVC XXI のルールを紹介していきます。LMIの登録方法等についてはLMIのすすめをご覧ください。
LMIリンク:Home - Logic Masters India
TVC XXI コンテストページリンク:Tapa Variations Contest - XXI
0. 目次
1. コンテスト概要
1-1. 部門とテーマ
Tapaのバリエーションのみが出題されるコンテストの21回目になります。今年4回行われるTVCの総合成績によって、Tapaのチャンピオンが決められます。
1-2. 開催期間
日本時間4/9(金) 20:30 ~ 15(木) 5:00
※変更になる場合があります。
1-3. 制限時間と配点
制限時間は75分、配点は1000点満点です。
エキストラタイムとして5分が与えられます。エキストラタイムに解答を送信した場合、正誤に関わらずペナルティが与えられます。
75分以内にすべての解答を送信した場合、フィニッシュを宣言することができます。フィニッシュボタンはありません。すべての問題が正解だった場合、最終解答時刻に応じてボーナス点が与えられます。
大会終了後、次の大会で採用されてほしい5つのバリエーションTapaに投票することが出来ます。このうち、人気だった上位3つのバリエーションが次回の大会で出題されます。
1-4. TVC全体ルール
今年全4回行われるTVC XXI-XIVについて、総合成績を競います。
1.4つの大会のうち、良かった3つの成績の合計点を使います。
2.タイムボーナスも含まれます。
3.すべてのTVCは1000点満点ですが、1位の点数が100点になるように正規化が行われます。
2. 各問題のルールとアンサーキー
今回出題される全10種類のルールとアンサーキーを紹介していきます。インストラクションはコンテストページからダウンロードできます(冒頭のリンク参照)。
0. [基本ルール] Tapa
- 盤面のいくつかのマスを黒マスにします。数字のマスを黒マスにしてはいけません。
- 黒マスはひとつながりになり、2x2のカタマリができてはいけません。
- 数字は、その周囲8マスにある黒マスの長さを表します。
- 2つ以上数字がある場合、その長さだけ続く黒マスの間に、白マスが1つ以上あることを表します。
<アンサーキー>
- 矢印のある列について、連続して存在する黒マスの長さを順に入力。黒マスの長さが2桁の場合、2桁目を省略せずに入力。
1-2. Tapa (Line) (27, 30点)
- 基本ルールに従います。
- 黒マスがタテヨコに4マス以上連続してはいけません。
3-4. Tapa (Double) (22, 70点)
<ルール>
- 基本ルールに従います。
- 盤面に、Tapaのルールに従って黒マスの他に灰マスのカタマリを置きます。
- 黒マスと灰マスは重なってはいけませんが、2つ合わせて2x2のカタマリになるのは構いません。
- 数字は、黒マスか灰マスのどちらかについてのヒントになります。複数の数字がある場合は同じ色のヒントになります。
<アンサーキー>
- 矢印のある列について、連続して存在する黒マス、および灰マスの長さを順に入力(色は区別する)。
5-6. Tapa (Easy as) (60, 77点)
- 基本ルールに従います。
- 外側の数字は、その列で最も手前にあるヒント数字を表します。
7-8. Tapa (Regional) (23, 59点)
- 基本ルールに従います。
- 各領域にヒント数字が最大1つあります。この数字は、Tapaのヒントであると同時に、その領域内にタテヨコに連続して存在する黒マスの面積も表します。複数の数字がある場合、領域内に複数の黒マスのカタマリがあることを表します。
- ヒント数字がない領域についての条件はありません。
9-10. Pata (45, 84点)
- 基本ルールに従います。
- ヒント数字は、黒マスではなく、周囲の白マスの長さを表します。ヒントのあるマスも白マスとして扱います。
11-12. Tapa (Hamle) (77, 122点)
- すべての数字は、(1つのマスに複数ある場合はそれぞれ)その数字の数だけタテヨコに移動します。Tapaとして成立する限り、1つのマスに複数の数字が移動しても構いません。
- 移動した後の盤面で、Tapaの基本ルールで解きます。
13-14. Power of Tapa (23, 139点)
- 基本ルールに従います。
- ヒント数字は、それぞれ独立した複数の数字、あるいは、べき乗として計算したときのただ1つの数字のどちらかとして解釈します。
- べき乗のルール:0^0は使用しない。a^0=1; 1^b=1; 0^c=0; e^f^g=e^(f^g)
15. Tapa (Palindrome) (39点)
- 基本ルールに従います。
- 灰色の線に沿って、白マスと黒マスの順番がどちらの端から辿っても同じになるようにします。
16. Tapa (Black hole) (58点)
- 基本ルールに従います。
- 各行各列にN個ずつ、黒マスにブラックホールを置きます。
- ブラックホールの置かれた黒マスは、ヒント数字が数えるときにMマス分として数えます。
- NとMは問題ごとに与えられます。ブラックホールはタテヨコに接しても構いません。
17. Tapa (Balance) (45点)
- 基本ルールに従います。
- 白丸は、その〇のある列と行に、同じだけ黒マスがあることを表します。
- 黒丸は、その〇のある列と行に、異なる数の黒マスがあることを表します。
3. 競技マナーの確認
複数のアカウントを使って同一のコンテストに2回以上参加しない。
コンテスト中に他人・ソルバーの力を借りて解答しない。
コンテスト期間中は、自分の参加が終わっていても問題や自分の得点に関する情報を発信しない。
以上のマナーを守ってコンテストに参加しましょう。
4. おまけ:コンテストを始める前のチェックリスト
インストラクションを読み、全てのルールとアンサーキーの形式について理解している。
あらかじめ本番のファイル ("Puzzle Booklet") をダウンロードしている。
プリンターがちゃんと動く。
プリンターのインクに余裕がある。
手元に十分な数の筆記用具がある。
下の3つについては確認を忘れがちですが、しくじると競技中に無駄なストレスを抱えてしまうので、しっかり環境を整えておきましょう。
5. 文責
panista